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青葉区随想 1742021/04/09
NO.174 名誉ある地位

 本年1月、トランプ政権下において、米国は新疆ウイグル自治区でウイグル人に対して行なわれている残虐行為をジェノサイド(民族大量虐殺)と認定した。その後のバイデン政権でもそれは継続され、現在、EU(欧州連合)を含めて中国への制裁が始まっている。
 同時に、海外の大手メディアがこの問題を報じ始めたおかげで、中韓に配慮しがちな日本の地上波TVや大手新聞社も、ウイグル問題を漸く報じ始めた。また、超党派の国会議員によるウイグル支援の議連も結成され、中国への非難も加速している。
 さて、中国によるウイグル人弾圧の歴史を振り返れば、1955年、中国の侵略によって新疆ウイグル自治区が設置され、石油・天然ガス等の豊穣な資源が奪われ、1964年からは46回以上の(地表)核実験が行われた結果、100万人以上が亡くなったとされている。そして、漢族と強制結婚させる等の民族浄化政策が実施され、近年では再教育の名で100万人以上が強制収容所に送られ、不妊手術の強制、拷問、レイプ、強制労働、宗教や信仰の自由の剥奪等、ナチスに匹敵する人権侵害が起きている。
 実は、私自身は12年ほど前からウイグル人支援の活動を行っており、県議会本会議でも「中国のプロパガンダである南京大虐殺という嘘の歴史を日本の子供達に教えるくらいなら、現在進行形の世界最悪の人権侵害であるウイグル、チベット、南モンゴル問題を教えるべきだ」と何度も主張してきた。今般、これまで全く関心を示さなかった同僚議員達も徐々に私に同調してくれている。
 日本は、アジアで最も平和で成熟した民主主義国家であると私は思う。憲法にも「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」とある。今、ウイグル、チベット、南モンゴル、香港の人達が私達日本人に助けを求めている。私達はその声を無視してはならないのであって、それが憲法にある「名誉ある地位を占める」ことに他ならないのではない

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